いわゆる『3大シミ』とは・・・?それぞれの特徴と改善策について

老人性色素斑とは、これまで浴びてきた紫外線が原因で現れるシミのことです。いくつか種類があるシミの中でも、よくみられるのがこの老人性色素斑です。加齢と共に徐々に現れてくることが多く、日本人だと40歳前後から現れやすい傾向にあります。ただ、肌が白い人や、若いうちから紫外線を浴びる機会が多かった人などでは、20代で現れることもあります。
一般的には薄茶色で輪郭がはっきりした類円形のものですが、いびつな形のものもあります。5~20mm程の大きさで、年齢と共に色が濃くなったり、大きくなったりします。

老人性色素斑の治療法としては、レーザー治療、薬物治療、ケミカルピーリングなどがあります。レーザー治療はスピーディーですが、直径1cmで1万円程度といった高めの料金相場となっています。薬物治療は、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬と内服薬を併用して行われることが多いです。ケミカルピーリングは、古い角質層を落として肌のターンオーバーを正常化させる効果が期待できます。

老人性色素斑は一度できてしまうと、治療に費用や時間がかかるのが厄介なところです。そのため、日頃から日焼け止め、日傘、帽子、アームカバー、サングラスなどを活用して紫外線対策を行い、シミを作らないようにすることが大切です。

炎症後色素沈着は、皮膚の炎症が原因で現れるシミのことです。皮膚の炎症は、ニキビや虫刺され、火傷、アトピー性皮膚炎、湿疹、あせも、化粧品かぶれなどから引き起こされます。こうした炎症によって合成されたメラニン色素が、排出されず残ったままの状態になるのが炎症後色素沈着です。皮膚の炎症が治まって赤みが引いてから現れるのが特徴です。
炎症後色素沈着は一過性なので、紫外線を浴びないようにしたり、刺激を与えないようにしていれば、半年から数年ぐらいで自然に消えることが多いです。ただし炎症の度合いによっては、色素沈着が消えるまでにはかなりの年数を要することもあります。

炎症後色素沈着には、美白成分が配合されている美白化粧品がとても有効です。中でも、ビタミンC誘導体やハイドロキノンといった美白成分は特に高い効果が期待できます。ターンオーバーを整える効果のあるケミカルピーリングを美白化粧品とセットで行うことで、相乗効果を得られるようになります。この他、イオン導入によってビタミンC誘導体やプラセンタエキスなどの肌への浸透性を高める方法も効果的です。

炎症後色素沈着の場合、基本的にレーザー治療は不向きとされています。レーザーによってさらに炎症が悪化し、シミが消えるまでにもっと時間がかかってしまうことがあるからです。ただ中には、炎症後色素沈着に有効なレーザー治療もあります。希望するのであれば、その治療法を導入しているクリニックで相談してみるといいでしょう。

脂漏性角化症
は、老人性疣贅や老人性イボとも呼ばれ、皮膚の老化現象による良性腫瘍の1つです。紫外線の影響によって肌が老化し、皮膚細胞が変性することで発症しやすくなります。加齢と共に急激に発症率が高くなるものですが、早い人では20代に発症することもあります。

色は褐色や黒褐色など様々で、数ミリのものから2~3cmを超えるものまであります。平らなものや盛り上がっているものなど形も様々ですが、触るとザラザラしているのが特徴です。ホクロやシミ、皮膚ガンと見分けがつきにくいので、素人目では判断が難しいです。無症状であることがほとんどですので、特に気にならない場合には治療する必要はありません。ただし、脂漏性角化症が短期間で急に発生したり、痒みがある場合は、内臓疾患を引き起こしている可能性があるので要注意です。

脂漏性角化症の治療に適していると言われているのは、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)治療法です。症状によってQスイッチレーザーと使い分ける病院もあります。ただし、保険が適用されにくい治療法なので、全額負担となる可能性が高いです。

この他、液体窒素による凍結療法も有効です。これはイボによく用いられる治療法です。患部に液体窒素を染み込ませた綿棒を押し当てて、急速に冷凍することで患部がかさぶたとなり、1週間ぐらいで剥がれ落ちます。ただ1回では完全に取りきれないことも多く、その場合は数回行う必要があります。この他にも、電気メスによる電気焼灼や、手術による切除縫合法といった治療法もあります。

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